Amazon->BOOKLOG ブックマークレット
AmazonからBOOKLOGへ商品を直接追加するブックマークレットを作りました。
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ブックマークのプロパティのURLに以下のどちらかのスクリプトをコピペしてご利用ください。 <ポップアップ版>
javascript:window.open('http://booklog.jp/input.php?add='+document.forms[2][2].value, '_blank', 'resizable=1,scrollbars=1'); undefined;
<ノン・ポップアップ版>
javascript:location.href='http://booklog.jp/input.php?add='+document.forms[2][2].value;
WindowsのInternet Explorer6とFirefox1.5で動作確認しています。
はてブ・ホットエントリにかつての魅力を取り戻すには
はてブのホットエントリに集合知としての価値がないということは、
id:starockerさんの以前のエントリ、「はてブのホットエントリは集合知とは無関係」で述べられており、
私も同意見です。
これに加えて、
id:skusunokiさんのエントリ、「はてなブックマークのランキングはつまらなくなった」でも再び述べられています。
お二人が共に述べられていることは、「集団(Crowds)の独立性・多様性がホットエントリにより失われている。」ということです。
このことにより、何が問題になるのでしょうか?
id:starockerさんは、
「なんでこの記事がネットでホットなものとして扱われているんだろう?」
id:skusunokiさんは、
はてなブックマークのランキングはつまらなくなった。
と述べられています。
つまり、ホットエントリがホットではなくなり、魅力的でなくなっていることが問題です。
では、このような現象が起こる大きな原因は何でしょうか?
私は、単純に「はてブ・ユーザの増加」ではないかと考えています。
注目のエントリやホットエントリに記事がリストアップされるにはアルファ・クリッパーによる初期の発掘があってこそです。
(RSSリーダに多数登録されているようなアルファ・ブロガーのブログはこの限りではありません…)
ユーザが増えることによりアルファ・クリッパーの数も増加するでしょう。
すると、アルファ・クリッパーにより発掘される記事は多様化し、多種多様な記事が注目のエントリにリストアップされます。
意志あるブックマーカー(記事の良し悪しを判断してブクマするユーザ)の数も増加していますので、
ある程度絞られるものの、やはり、注目のエントリにリストアップされた記事の多くがホットエントリにリストアップされます。
この(記事がリストアップされた)時点で集団の独立性・多様性はなくなり、「注目されているので、いちおうブクマしておこう」という、
意志無きブックマーカーにより強化され、長時間に渡りホットエントリに鎮座し、回転率が悪くなるので面白みに欠けます。
また、ある程度ブクマされた記事が、とある拍子にホットエントリに返り咲き、場違いな感じになり魅力的でなくなります。
この問題に対する解決策として、ユーザの意識改革に期待するのは難しいでしょう。
では、どうすればホットエントリにかつての魅力を取り戻せるのでしょうか?
それはホットエントリ(もしくは注目のエントリ)にリストアップされるまでは集合知として、ある程度機能しているところに注目すればよいのです。
ユーザが増えることにより、それほど注目されていない記事でも注目のエントリにリストアップされるようになり、
ホットエントリに格上げされるようになりました。
つまり、1万ユーザ中の3・5人がブクマした記事は注目されているかもしれませんが、
10万ユーザ中の3・5人がブクマしたところで注目されているわけではないのです。
したがって、
注目のエントリにリストアップされる選択圧を強める必要があると思います。
こうすることで、意志無きブクマによるホットエントリへの影響をある程度、排除できるはずです。
次に、ホットエントリの回転率についてですが、
かつては、ユーザが少ないため、ホットエントリにリストアップされる記事の数を増やそうと、
その選択アルゴリズムの時間要素パラメータは甘く設定されていたと思われます。
それに比べ、注目のエントリは回転率が高く、時間要素パラメータは辛目に設定されていると思われます。
ユーザが肥大化した今、記事が容易にホットエントリにリストアップされる現状を認識し、
このパラメータ設定を変更する、もしくは、アルゴリズム自体を見直す必要があるのではないでしょうか。
Ultra-Mobile PCが描く近未来はザ・サーチのアイデア
米MicrosoftのOrigamiプロジェクトの正体Ultra-Mobile PC(UMPC)の描く近未来を表す動画(http://umpc.com/video.aspx)の一部が、書籍「ザ・サーチ」のアイデアと同じであった。
ストーリーはこうです。
試着し、店員にその姿を撮影してもらい、ゲーム中の彼氏に「似合う?」と尋ねる。
彼氏は「いくらだい?」と尋ね、彼女は近隣のショップを比較検索する。
検索結果により彼女は今の店が最も安く手に入る店であることを知った。
それでは「ザ・サーチ」、P260「検索ビジネスはローカル」の節の一部を引用します。
さてどうしよう。心配はいらない、新機種の携帯電話に入れてあるグーグルモバイルショップを開こう。五二ドルの二〇〇一年物クロデュバルのバーコードをワンドで読み取る。(中略)続いてあなたは「近所の店の価格一覧表」をクリックし、同じ通りのリカーショップでは同じボトルが三九ドルであることを知る。
全く同じストーリーがMicrosoftとgoogle(をメインに扱った書籍)で語られています。
Webのリヴァイアサンである2社がそろってWebとリアルを結び付けようとしている、という事実は非常に重要であり、Web2.0の向こうにあるWebのあり方は、Back to the real world(実世界への回帰)というユビキタス・コンピューティングのコンセプトに辿り着くのではないでしょうか。
ザ・サーチ グーグルが世界を変えた ジョン・バッテル 中谷 和男 日経BP社 2005-11-17 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ジョジョ風フォトライブラリ - LightShop
現在最新バージョンのLightShop2.0をリリースしております。
ジョジョ風フォトライブラリのエントリで
id:starockerさんからこのようなコメントを頂きました。
すべての写真を見るのが結構手間かなと思います。
スライドショーにしてくれると、見るのが楽でいいですね。
「ドッギャァーン」以外に「ズキュゥ〜〜ン!」なんてのも加えて、
ランダムに出てきても面白いかもしれません。
スライドショーにするとLightboxのサムネールが使えないので、
今回はパスさせていただき、
頂いたコメントを反映した新バージョンを公開します。
導入の効果音に「ズズズズ」「ゴゴゴゴゴ」を追加しました。
そして、メインの効果音に「ズキュゥーン!」「ドオォーン」「ドッガーン」を加えました。
これらがランダムに組み合わさります。
さらにscriptaculous.jsを使ってエフェクトを五月蠅いぐらい加えました。
ではサンプルをご覧下さい。
こういったフォトライブラリが自動で簡単に作れます。
インストール方法および使い方は以前のエントリで示した通りです。参考にしてください。
Windows XP(SP2)およびMac OSX(Tiger)で Photoshop7.0/CS/CS2にて動作確認済み。 IE,Firefox,Safariにて動作確認済み。
< 参考にさせていただいたサイト >
SimpleBoxes様:Lightbox Jojoを使わせていただいております。
OUT OF BASE/ジョジョひみつ基地様:ジョジョ風フォントを使わせていただいております。
ありがとうございました。
Encyclopodia – iPodでwikipediaを持ち歩こう
iPodのwikipediaをインストールして持ち歩くという、
ユニークなソフトを発見しましたのでご紹介します。
『Encyclopodia – the encyclopedia on your iPod』
http://encyclopodia.sourceforge.net/en/index.html
これをインストールしたiPodのスクリーンショットはコチラ↓
3G iPodとiPod miniで動作確認をしていますが、他のiPodでも動くでしょうとしています。
インストールは簡単で、Windowsを例にとると、以下のようになります。
残念ながらwikipediaの本体データは英語、ドイツ語、イタリア語の3ヶ国語のみなので、
日本語バージョンが待ち望まれるところです。
検索の種類 その2
以前の検索の種類のエントリで私は検索がうまくいかない場合を2例挙げました。
- 含まれているであろうキーワードをクエリーにして連想的に調べる場合
- 特定の目的物が存在せず、キーワードが含まれる何かを探している場合
この件に関しまして、"しましま"さんから対処法に関するご意見をコメントにて頂きました。
その対手法を纏めて以下に記します。
- 検索質問を自動的に拡張する方法や,比較的長文の検索質問を扱える方法の研究
- clusty.jpのようなクラスタリングを使う方法や,質問への関連語を示すような研究
確かに、こういった研究が熟してくることで私の挙げた例は解消されるように思います。
しかし、私は最後にこう述べました。
こういったように、検索にしても色々な検索が考えられ、それぞれの目的に対応できるアルゴリズム、
もしくは、それぞれに対応するそれぞれのアルゴリズムを準備する事で、
検索で得られる結果の満足度を向上させる事ができるのではないかと思います。
これは曖昧で分かりにくいので、もう少し説明を加えさせていただきます。
私が考える問題は検索には3種類存在し、それぞれに対処する必要もありますが、
そもそも今行っている検索がどの種類に属するのか?を明確に判別できる必要があると思います。
つまり、
- まさに検索クエリーの在処を知りたい場合
- 検索クエリーから連想されるモノを知りたい場合
- 検索クエリーが全て含まれる何かを知りたい場合
が判別できる必要があると思います。
これらが判別でき対応できるアルゴリズムが必要であり、
そうすることでより満足のいく検索結果が得られると思います。
もしくは、それぞれの種類をユーザ側で切り替えるインターフェースを用意し、
"しましま"さんに教えていただいた、それぞれに応じた対処法を適用することで、
より満足のいく結果が得られると思います。
とどのつまり、
検索の種類が自動でうまく判別されていないが故、満足する結果が得られにくいという考察でした。
検索の種類
googleを使っていて、望むサイトになかなか辿り着かないことがしばしば起こります。
検索クエリーが適切でないことが、その原因であると考えられます。
では適切な検索クエリーとはいったいどのようなものでしょうか?
そもそも検索という言葉で纏めてしまう時点で、この問題の本質が隠蔽されると思い、
私が思いついた検索の種類についてメモを残します。
私が考える検索の種類は以下の3つです。
- 知りたいモノが明確な検索
- 直接検索
- 間接検索
- 知りたいモノが不明確な検索
「知りたいモノが明確な検索」は2つにわけられ、
直接検索とは、例えば「トヨタ HP」といった、まさにクリエーの示すそのものの在処を知りたい場合です。
これは、目的がはっきりしており、さらに固有名詞まで分っている時の検索です。
この検索は大抵、望む結果がスグに得られるように思います。
間接検索とは例えば「カーリング 日本代表 まりりん」というように、連想的な検索といえます。
つまり、目的はあるのですが、その固有名詞が分らないという状況です。
上の例では、まりりんについて調べたいという目的ですが、正確な名前を知らず、
含まれているであろうキーワードをクエリーにしている所が特徴です。
この検索は望む結果が得られない可能性が多いように思います。
「知りたいモノが不明確な検索」は、
例えば「人工知能 ゲーム 3DCG」というように、連想ではなく、
これらのクエリーが全て含まれるようなサイトを探していると言えます。
これも、特定の目的物が存在せず、これらのキーワードが含まれる何かを探しているところが特徴で、
こういった場合、満足する結果が得られなければクエリーを追加、
または変更する等して満足する結果を求めることになることが多いように思います。
こういったように、検索にしても色々な検索が考えられ、それぞれの目的に対応できるアルゴリズム、
もしくは、それぞれに対応するそれぞれのアルゴリズムを準備する事で、
検索で得られる結果の満足度を向上させる事ができるのではないかと思います。