検索の種類 その2
以前の検索の種類のエントリで私は検索がうまくいかない場合を2例挙げました。
- 含まれているであろうキーワードをクエリーにして連想的に調べる場合
- 特定の目的物が存在せず、キーワードが含まれる何かを探している場合
この件に関しまして、"しましま"さんから対処法に関するご意見をコメントにて頂きました。
その対手法を纏めて以下に記します。
- 検索質問を自動的に拡張する方法や,比較的長文の検索質問を扱える方法の研究
- clusty.jpのようなクラスタリングを使う方法や,質問への関連語を示すような研究
確かに、こういった研究が熟してくることで私の挙げた例は解消されるように思います。
しかし、私は最後にこう述べました。
こういったように、検索にしても色々な検索が考えられ、それぞれの目的に対応できるアルゴリズム、
もしくは、それぞれに対応するそれぞれのアルゴリズムを準備する事で、
検索で得られる結果の満足度を向上させる事ができるのではないかと思います。
これは曖昧で分かりにくいので、もう少し説明を加えさせていただきます。
私が考える問題は検索には3種類存在し、それぞれに対処する必要もありますが、
そもそも今行っている検索がどの種類に属するのか?を明確に判別できる必要があると思います。
つまり、
- まさに検索クエリーの在処を知りたい場合
- 検索クエリーから連想されるモノを知りたい場合
- 検索クエリーが全て含まれる何かを知りたい場合
が判別できる必要があると思います。
これらが判別でき対応できるアルゴリズムが必要であり、
そうすることでより満足のいく検索結果が得られると思います。
もしくは、それぞれの種類をユーザ側で切り替えるインターフェースを用意し、
"しましま"さんに教えていただいた、それぞれに応じた対処法を適用することで、
より満足のいく結果が得られると思います。
とどのつまり、
検索の種類が自動でうまく判別されていないが故、満足する結果が得られにくいという考察でした。