Web2.0的はてブ探索

はてブ探索



はてブの検索について考える。


今のはてブの検索は「タグ」「キーワード」「URL」で、
一般的な検索サービスにはない「タグ」が最大の特徴だと思います。


でも、この「タグ」検索はちょっとクセモノ


まず一般的な検索について考えてみます。


Ajaxを用いているWeb2.0」について探したいとする。
まぁGoogleなら[ajax][Web2.0]なんかが検索ワードになりそうです。
そして、英語が苦手なので「日本語のページを検索」にします。


この例からも分かるように、
検索とはキーワードで検索対象を絞り込んでいく作業です。
つまり、不要(と思われる)情報を削っていく作業に過ぎないのです。


では、これをはてなに導入するとどうなるか考えてみます。
・・・
やっぱりタグがクセモノになる。
どういうことか?


タグはみなさんが後々見返しやすいようにブクマするときに付ける目印です。
目印なので「分かりやすい」が基本です。(あたりまえです…)
すると必然的にブクマされたページとタグとの関係はとても、とても強くなります。
なので、タグで検索すると、凄い力で不要(と思われる)情報を削るのです。
この力がスゴイので、タギングが注目されるのだと思うのですが、


はっきり言って、何かを調べたいときに皆さんははてブを使いますか?

私ははてブよりまずGoogleを使います。
そして殆どの場合Googleで満足します。


まぁ、そこで役に立った(後々立ちそう)サイトをはてブに入れることはしますが、
情報を仕入れる手段としての検索を私ははてブではしません。


だって太平洋と琵琶湖を比べるようなものでしょ?
情報量に雲泥の差があるのです。
しかも、最近のGoogleを見ていると、この格差は加速的に広がっていると思うのです。


なので、はてブは絞込み検索を捨てるべきなんです。


ではどうするか?


逆です!絞り込まないんです。
伝家の宝刀ソーシャルの力をお借りして絞り込まないんです。
ステキなことだと思うのです。


どういうことか?


絞込み検索は知りたいことが明確にあるんです。
じゃぁ、絞込み検索を捨てるとはどういうことでしょう?
知りたいことなんて明確にはないんです。
つまり、ボワ〜っとしたことを知りたい。
果てには、新しいアイデア、知識を得たいというときの検索なのです。


もうこうなっては検索という言葉は正しくありません。
『探索』です!
はてブ探索です!


では、もったいつけましたが恥ずかしながら私のアイデアを晒します。


簡単なはてブ探索のイメージ図を見てください。


要は、タグをつなげて広げるんです。
一種の連想ゲームと考えてください。
タグをグラフ理論のノードに見立てています。


[Web2.0]を探索したい場合、[Web2.0]とよく一緒に使われるタグをノードにして、
[Web2.0]のノードから伸ばします。
図の例では[Web2.0]とよく一緒に使われるタグが[blog]だったとします。
すると[Web2.0]からにゅ〜っと伸びたリンクが[blog]のノードに繋がります。
もちろん、そのほかのノード(タグ)にもリンクが張られます。
次に、[blog]と一緒に使われるタグをノードにして、blogノードからリンクを張ります。
これを気が済むまで続けます。


この探索の面白いとところは、次のノードに移ったとき、
前のノード(blogに対するWeb2.0)のシガラミ(絞込み)から開放されることです。


[Web2.0]をしっかり探索したければ、最もつながりの強いリンクを辿って行けばイイでしょう。

Web2.0 -> blog -> RSS -> サイボウズ

こうやってタグ(ノード)をたどっていきます。
強いつながりを辿って行くと、Web2.0からそう遠くない話題を探索することができます。


[Web2.0]をほどよく探索したければ、ほどほどの強さのリンクを辿って行きます。
そうすることで、[Web2.0]から出発した探索は、自分が思いも付かなかった(知らなかった)タグ(ノード)へと導いてくれます。
Web2.0からスタートして、もしかすると、「お笑い」なんていうタグ(ノード)にたどり着くかもしれません。
その道すがら、Web2.0から徐々に離脱していく過程で、何か新しい知識を得ることができるかもしれません。もしかしたら、新しいアイデアが思いつくかもしれませんね?



もちろん、こんなのは一つの例に過ぎません。
これを軸として、もっと変なことを私は考えていますw
私の稚拙な言語能力では、その「変なアイデア」を表せません(汗


はてブ探索!なかなかユニークなものができると思うのですがどうでしょう?